ばね指・腱鞘炎を繰り返す理由とは|整骨院が根本原因を追求
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■ 腱鞘炎・ばね指は「手だけの問題」ではないって知っていますか?
上尾市でも腱鞘炎やばね指の相談は本当に多いです。
「指が曲げにくい」「朝が一番つらい」「使いすぎと言われたけど、仕事だから仕方なくて…」
そんな声を何度も聞いてきました。
ただ、施術者として毎日のように手や指の症状を見ていると、強く感じることがあります。
それは——
腱鞘炎もばね指も、指先だけを追っていては改善しても再発しやすい
ということです。
実際、こんなケースがかなり多いんです。
・仕事を休んで安静にしたのに復帰するとまた痛む
・湿布でごまかしていたら突然指がカクンと引っかかるようになった
・マッサージを受けると一時的に軽くなるけどすぐ戻る
・スマホを控えたのに改善しなかった
こうなると、患者さんは
「私は一生この痛みと付き合うのか…?」
と不安になるわけですが、実際にはそうではありません。
整骨院で丁寧に評価していくと、ほぼ毎回見えてくるものがあります。
それは、
痛みが出ている指や手首よりも、その“上流”に原因が潜んでいることが圧倒的に多い
という事実です。
つまり、
手 → 前腕 → 肘 → 肩 → 肩甲骨 → 胸郭 → 姿勢
このどこかで崩れが起きている。
特にばね指の方は、
「指が勝手に引っかかる」
という症状だけに意識が向きがちですが、現場では
「肩がガチガチで腕が振れていない」
「猫背で肩甲骨が全く動かない」
こんな状態が原因になっているケースが非常に多いです。
■ なぜ全体から原因を追うことが再発を防ぐのか
腱鞘炎やばね指は、手の使いすぎで起こる…という説明が一般的ですが、実はこれは半分しか正しくありません。
当院に来られる方を見ていると、
「使いすぎていたから痛くなった」のではなく「身体のどこかの動きが悪いせいで、手に負担が集中してしまった」
というケースがほとんどです。
具体的にはこんな例があります。
● 肩甲骨がまったく動かず、腕の筋肉が常に頑張っている
● 猫背で肘から先だけに負担が集中してしまう
● 骨盤の傾きが強く、上半身の連動が悪くなっている
● インナー(体幹)が弱く、細かい動作で腕が疲れやすい
こうした状態でスマホやパソコン作業、料理、育児、仕事の細かい作業を続ければ、指に痛みが出るのは当然なんです。
つまり、
指は「症状が出ているだけの場所」であり原因の場所ではないことが多い。
だからこそ、指だけをマッサージしたり湿布したりしても根本改善にはつながりません。
そして、治ったように思えてもまた同じ動きを繰り返せば再発してしまうのです。
整骨院として大切にしているのは、
痛い指をどうするかではなく
なぜ指に負担が集まってしまったのか
ここを徹底的に探すこと。
そのため、初回の検査でも、手首・肘・肩・肩甲骨の動きまで細かく見ます。
患者さんはよく
「え、指が痛いのに肩まで診るんですか?」
と驚かれますが、これが再発しない身体づくりには欠かせないんですよね。
■ 現場でよく見る「全体の崩れ → 指に波及する」流れ
実際に当院でよく見るパターンを紹介すると、イメージしやすいと思います。
● パターン①:猫背 + 巻き肩 → 前腕の張り → ばね指
スマホ・PC作業が長い方に多いです。
肩甲骨が動かないため、腕の筋肉が常に緊張状態になり、その結果として指の腱に負担が集中。
● パターン②:家事・育児のオーバーユース → 手首の腱が炎症 → ばね指
料理・洗い物・抱っこなど、“手先の作業が休まらない”パターン。
● パターン③:姿勢の崩れ → 肩の可動域低下 → 前腕に過剰負荷 → 腱鞘炎へ
このタイプは指だけ触っても治りません。
姿勢と肩の動きを改善すると、症状が一気に軽くなることも。
このように、
痛みの本当の原因は「手ではなく手の上」
に存在することがほとんどなんです。
■ 当院で行う施術の一例|全体から原因を追うためのアプローチ
腱鞘炎やばね指の施術というと、
「指を温める・電気を流す・マッサージする」というイメージが強いかもしれません。
もちろんそれらも悪いわけではありませんが、当院では指そのものだけにアプローチすることはほぼありません。
理由はシンプルで、
指だけ施術しても原因が残っていれば再発するから
これに尽きます。
そのため、当院では状態に応じて施術を組み合わせながら
「負担のルートを断つ」
という考え方を大事にしています。
その中でも、今回は一例として代表的な施術をご紹介します。
● ゼロ整体
これは当院独自の考え方で、
関節が一番負担のない位置=ゼロの姿勢に戻す
ことを目的にした整体です。
患者さんに立ってもらうと
自分ではまっすぐ立っているつもりでも肩が前に入っていたり、骨盤が片側に倒れていたりする
なんて、普通にあります。
姿勢が崩れていると、腕が自然に振れず、
結果として手が頑張りすぎる構造になってしまうんですよね。
ゼロ整体で肩・肋骨・骨盤の連動が戻ってくると、
患者さんはよく
「指が軽くなった気がします」
と驚かれますが、それは自然な反応なんです。
負担の流れが変わった瞬間に、指先の緊張が抜けていくからです。

● トムソンベッド
ガチッという音がする特殊なベッドで、
体をひねったり強く押したりせず、最小限の力で骨格を整える施術です。
腱鞘炎やばね指の方は、
多くが「上半身の捻れ」が強く出ています。
肩の高さが違ったり、背中がねじれていたり、骨盤だけ前に倒れていたり…。
こうした歪みをそのままにして手を使い続ければ
“負担が一点に集中”
するのは当然です。
トムソンベッドでは、その歪みを負担なく整えられるので、
指だけではなく腕や肩の負担も同時に軽くできます。
施術後に「息がしやすい…!」という声が多いのも特徴です。
● ハイボルト
腱鞘炎・ばね指のような原因の場所が分かりにくい症状では、
ハイボルトでの原因部位の特定 が非常に役立ちます。
例えば、
指が痛いと思っていたのに、
原因は「前腕の深層筋」だったり
「肘の少し上の筋膜」だったり、
酷いと「肩甲骨周りの緊張」が根本の原因だったりします。
触っても分かりづらい場所までハイボルトは反応をチェックできるので、
患者さんにも
「そこが原因だったんですね…」
と納得していただけるケースがとても多いです。
原因がわかれば、再発の確率はぐっと下がります。
● 楽トレ
インナーマッスルを鍛える電気トレーニング機器です。
腱鞘炎やばね指とインナー?と思うかもしれませんが、これがかなり効くんです。
インナー(体幹)が弱い人は、
・細かい作業で腕を使いすぎる
・肩がすぐ巻き肩になる
・姿勢が崩れやすく、肩甲骨が使えない
こうした特徴があります。
つまり、
体幹が弱いと「手だけが働きすぎる身体」になる。
これが腱鞘炎の根っこに繋がっているケースが多い。
楽トレで体幹が安定してくると、
「腕が疲れにくくなった」
「肩の重さが消えた」
という変化が出ていきます。
これが再発防止に非常に効果的なんですよね。
● 鍼灸
東洋医学的にみると、手や指の痛みは
「氣血の滞り」
が関係しています。
現場でも、鍼を使うと
・血流が一気によくなる
・筋肉の深い部分が緩む
・指先のひっかかり感が消える
といった変化が出やすいです。
ばね指は“炎症+筋緊張”がセットで起きていることが多く、
鍼灸はその両方にアプローチできるのが強み。
緊張している部位にピンポイントで刺激を入れると、
「え、指がスッと曲がる…!」
という方もいます。
■ 施術はあくまでその方の状態に合わせて組み合わせる
ここで大事なのは、
「この5つの施術を全部やる」
という話ではないということです。
実際は、
・姿勢が崩れている方にはゼロ整体+トムソン
・原因が深い場所にある人にはハイボルト
・再発が怖い人には楽トレ
・筋緊張が強い人には鍼灸
というように、状態に応じて組み合わせていきます。
患者さんにはいつも
「痛みを取る施術」と「再発を防ぐ施術」は別物なんですよ
とお伝えしているのですが、皆さん本当に納得されます。
その両方をやるからこそ、
指だけを何度も痛める身体から卒業できる
と私は感じています。
当院の施術についてはこちらでも説明しております
■ 再発を防ぐために今日からできること
腱鞘炎やばね指は、一度落ち着いても再発しやすい症状です。
その理由はもうお伝えした通り、
痛みの出ている指だけをケアしても負担の流れが変わらないと元に戻るから です。
でも逆に言えば、
“負担の流れさえ変えられれば再発は充分に防げる”
ということでもあります。
ここでは、当院で実際によくお伝えしている
「今日からできる再発予防」をまとめてみます。
どれも簡単なので、1つだけでもやってみてください。
● 肩をすぐすくめないクセを直す
腱鞘炎やばね指の方の多くは、無意識に肩をすくめています。
パソコン作業、スマホ、料理、掃除…
どの場面でも肩が前に入り、首と肩が緊張しっぱなしなんです。
肩が固まる → 肩甲骨が動かない → 腕が頑張る → 指に負担
この流れは鉄板です。
「肩を下ろす」
「鎖骨のスペースを作る意識を持つ」
これだけで指の負担がかなり軽くなります。
● スマホを指先だけで持たない
親指だけで操作し続けると、ばね指のリスクが跳ね上がります。
おすすめは、
・両手で支える
・小指でスマホを支えない
・できれば机の上に置いて操作する
この3つ。
現場でも「小指スマホの癖」を直すだけで痛みが軽くなる方は多いです。
● PC作業のとき腕を浮かせない
肘が浮いた状態でタイピングすると、前腕の筋肉が異常に疲れます。
腱鞘炎持ちの方は本当に多いパターンです。
肘は机の上に乗せる。
キーボードは手前に置きすぎない。
椅子の高さを調整する。
これだけで負担が激減します。
● 冷えには要注意
意外かもしれませんが、腱鞘炎やばね指は冷えの影響も非常に強いです。
冬の上尾市では空気が冷え込み、
血流が低下し筋肉や腱が固まりやすくなります。
・手首を冷やさない
・家事のときは手袋を使う
・お風呂で手をよく温める
こうした小さな習慣が、炎症を繰り返さない体づくりにつながります。
■ 実際に多い腱鞘炎・ばね指の負担のかかり方
少し地域の話をすると、上尾市は子育て世帯も多いため、
抱っこ・おんぶ・家事作業で手首に負担が溜まる方が非常に多い んです。
また、上尾駅周辺のオフィスワーカーはPC作業が長時間になりがち。
「気づいたら5時間座りっぱなしでした…」という方も珍しくありません。
そうなると、
・猫背
・巻き肩
・肩甲骨がガチガチ
こんな状態になり
結果として指だけが頑張る身体”が出来上がってしまいます。
これでは何度でも再発してしまうわけです。
だからこそ当院では、
「指だけを施術する」は行いません。
これが再発を防ぐ整骨院として大事にしている方針です。
■ あげお運動公園前鍼灸・整骨院のアクセス情報
〒362-0034
埼玉県上尾市愛宕2-19-19(上尾運動公園すぐ前)
・JR上尾駅 東口から徒歩15分
・バス停「上尾原市新道」から徒歩8分
・院前に駐車場8台あり
営業時間
平日 10:00〜20:00
土日祝 9:00〜19:00
年中無休で対応しています。

詳しいアクセスはこちらから
■ まとめ|腱鞘炎やばね指は全体を見れば再発は防げる
腱鞘炎やばね指は、決して「治りにくい症状」ではありません。
むしろ、
原因さえ正しく見つけられれば改善もしやすく、再発も防ぎやすい症状 だと私は実感しています。
そのために必要なのは
指を揉むことでも
湿布を貼ることでもなく、
身体全体の使い方・姿勢・負担のルートを変えること。
当院では、あなたの状態に最適な施術の組み合わせを提案しています。
「もう何度も繰り返してつらい」
「仕事で手を休められない」
「ばね指で朝が辛い…」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
指の痛みから解放された生活を、いっしょに取り戻しましょう。
当院の詳しい情報はこちらからどうぞ
埼玉県上尾市でお身体の不調にお悩みなら、あげお運動公園前鍼灸院・整骨院/整体院で改善を目指しましょう!
お身体の不調で悩んでいる方は、早めの対処が健康維持の鍵となります。
JR上尾駅から徒歩15分、上尾原市新道(バス停)から徒歩8分。上尾運動公園目の前のあげお運動公園前鍼灸院・整骨院/整体院では、痛みの根本原因にしっかりとアプローチし、再発しにくい健康的な体づくりをサポートいたします。
私たちの整骨院では、丁寧なカウンセリングと最新の施術法を取り入れ、患者様一人ひとりに合わせた施術プランを提供しています。
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