頭痛

医学的に、頭痛とは頭部の一部または全体に生じる痛みの総称です。
首の後ろ（後頭部）や目の奥の痛みも頭痛に含まれます。
頭痛は、それ自体が慢性的に繰り返される「頭痛症（一次性頭痛）」という疾患である場合と、他の重大な病気の「症状（二次性頭痛）」として現れる場合があります。

日本では非常に多くの方が頭痛に悩んでおり、ある調査では頭痛による社会全体の医療費コストは、認知症や脳卒中に次いで第3位に位置するとも言われています。

頭痛を経験した誰もが抱く最大の不安は、「この頭痛は危険なものかどうか？」という点です。
頭痛医療の根幹は、「慢性的な一次性頭痛」と「危険な二次性頭痛」を見分けることから始まります。

一次性頭痛

一次性頭痛とは、頭痛そのものが疾患である状態を指します。
生命を脅かすものではありませんが、慢性的に繰り返されるため、日常生活に深刻な影響を及ぼします。
代表的なものに、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛があります。
整骨院や整体院での施術対象となるのは、主にこの「一次性頭痛」や、首の問題に起因する「頸原性頭痛」です。

二次性頭痛

二次性頭痛とは、脳腫瘍、脳卒中（くも膜下出血など）、感染症（髄膜炎など）といった、他の重大な基礎疾患や外傷の「症状」として現れる頭痛です。
これらの中には生命に関わるものもあり、緊急の医学的評価（CTやMRIなど）が必要です。

当院にご来院される方の多くが、以下の一次性頭痛に悩まされています。

緊張型頭痛

最も一般的にみられる頭痛です。

症状

両側性（頭全体）で、ズキズキしない圧迫感や締め付け感が特徴です。
「ヘルメットをかぶったよう」「鉢巻きで締め付けられるよう」と表現されます。

特徴

痛みは軽度～中等度で、吐き気や嘔吐は稀です。
首や肩の筋肉の圧痛（押すと痛い）を伴うことが多くあります。

原因

精神的・身体的ストレスによる頭や首周りの筋肉（頭蓋周囲筋）の持続的な緊張が原因とされています。
特に、長時間のデスクワークやスマートフォン使用による不良姿勢は、筋肉の緊張と血行不良を招き、痛みの直接的な原因となります。

片頭痛

単なる激しい頭痛ではなく、日常生活に支障をきたす神経疾患です。

症状

通常は片側性（両側性の場合もある）で、「ズキン、ズキン」と脈打つような拍動性の痛みです。

特徴

中等度～重度の痛みで、階段の上り下りなど日常的な身体活動で悪化します。

随伴症状

強い悪心（吐き気）・嘔吐を伴うことが多く、光過敏（光がまぶしい）、音過敏（音がうるさく感じる）も特徴的です。
約25%の患者さんは、頭痛が始まる前に「前兆」を経験します。
最も多いのは「閃輝暗点（せんきあんてん）」と呼ばれる視覚症状で、視野にギザギザした光の波が現れ、徐々に拡大していきます。

群発頭痛

耐えがたいほどの激痛が特徴です。

症状

厳密に片側の目の奥やこめかみに生じ、「片目をえぐられるような」「焼けるような」と表現される激痛です。
その激しさから「自殺頭痛」と呼ばれることもあります。

特徴

痛みと同じ側に、結膜充血、流涙（涙が出る）、鼻閉（鼻づまり）・鼻漏（鼻水）、まぶたの腫れといった自律神経症状を伴います。

周期性

数週間～数ヶ月の「群発期」に集中して起こり、1日に1～8回、ほぼ毎日同じ時間帯（特に夜間）に発作が起こります。

頸原性頭痛

「首」が原因となって引き起こされる頭痛です。

メカニズム

首（上部頸椎）からの痛み信号が、脳幹で顔の感覚を伝える三叉神経の信号と合流します。
このため、脳は「首からの痛み」を「頭からの痛み」として誤って認識してしまいます（関連痛）。

症状

片側性で、首から後頭部、そしてこめかみや目の奥へと痛みが放散します。
特定の首の動きや悪い姿勢を続けることで誘発・増悪するのが特徴です。

以下の症状（レッドフラッグサイン）が一つでも当てはまる場合は、直ちに医療機関（脳神経外科など）を受診してください。
これらは当院の施術対象外です。

突然の激しい発症（雷鳴頭痛）

バットで殴られたような、数秒～1分以内にピークに達する激痛。

悪化する頭痛

頻度や程度が日を追って進行性に悪化する（脳腫瘍などの可能性）。

随伴する神経症状

麻痺、しびれ、ろれつが回らない、物が二重に見える、けいれん。

全身症状

発熱、項部硬直（首が硬くて曲げられない）、発疹（髄膜炎の可能性）。

50歳以降の初発頭痛

50歳を過ぎて初めて経験する頭痛（側頭動脈炎などの可能性）。

これらは、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、側頭動脈炎など、命に関わる疾患の兆候である可能性があります。

最も注意すべきリスクの一つが「MOH (Medication-Overuse Headache)」です。
これは、頭痛発作を抑えるための鎮痛薬（トリプタン製剤や市販の鎮痛薬など）を長期間にわたって過剰に使用することで、頭痛が慢性化・悪化してしまう状態です。

痛みを抑えるために薬を飲む

薬の効果が切れると、離脱症状として「リバウンド頭痛」が生じる

不安になって再び薬を飲む

この悪循環に陥ると、脳が痛みに非常に過敏な状態になり、頭痛がほぼ毎日起こり、さらに薬が効きにくくなるという最悪の事態を招きます。

慢性頭痛は、単なる身体的な痛みに留まりません。

機能障害

痛みや吐き気で仕事や家事が手につかず、欠勤や生産性の低下につながります。

精神的併存疾患

「いつ発作が起きるか」という予測不能な痛みへの恐怖や、社会からの孤立感は、うつ病や不安障害を引き起こす強い要因となります。

早期対応の重要性は、このMOHのリスクを回避し、QOLの低下を防ぐことにあります。
薬で痛みを抑えるだけでなく、そもそも頭痛が起きにくい身体を作ること、すなわち「根本改善」と「再発予防」が不可欠です。

・くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎（二次性頭痛の原因）
・薬剤の使用過多による頭痛（MOH）
・うつ病、不安障害（慢性頭痛に伴う精神的併存疾患）
・頸椎の異常（頸原性頭痛の原因）

当院の施術は、全国約80万人の来院実績を誇るゼロスポグループで検証・開発された、独自の施術哲学に基づいています。

「本物」の追求

運営母体であるムーヴアクション株式会社は「本物を追求します」という理念を掲げています。
これは、真に価値のある持続的な結果を追求する姿勢の表れです。

患者様への「寄り添い」

松原院長は「皆様の笑顔が絶えない院」を目指しております。
痛みの改善だけでなく、患者様の人生をより良くするために寄り添っていきます。

「ハイタッチ＆ハイテク」の施術

当院の強みは、最新の治療技術と、患者様の心に寄り添う温かいケアの高いレベルでの両立です。
国家資格を持つ専門家チームが、科学的根拠と深い共感力をもって施術にあたります。

当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、以下のアプローチを体系的に組み合わせる「相乗効果を生む治療エコシステム」を構築し、頭痛の根本改善と再発予防を目指します。

ハイボルト

頭痛の原因の多くは、首や肩の深層筋の緊張や、姿勢の歪みに隠されています。
まずは高電圧の電気刺激（ハイボルト）を用い、痛みの原因となっている深層部の組織を特定する検査を行います。
同時に、炎症や疼痛を強力に抑制する「治療」も可能です。

骨格矯正

頭痛の原因が骨盤や背骨の歪みにある場合、専用の「トムソンベッド」を用いて矯正します。
このベッドは、クッションパーツがわずかに落下する際の衝撃を利用するため、「ボキボキ」というような強い刺激がなく、患者様の身体への負担を最小限に抑えながら効果的な骨格矯正が可能です。

ゼロ整体

当院の施術アプローチの中心であり、グループ独自のオリジナル施術です。
年間約5万人の患者様から支持される実績ある施術法で、身体にかかる負担をゼロの状態に近づけ、人間が本来持つ能力を最大限に引き出すことを目的としています。
トムソンベッドなどで骨格を整えた後、硬くなった筋肉を丁寧な手技で調整し、骨格と筋肉のバランスを最適な状態に戻していきます。

鍼灸

手技では届きにくい深層の筋肉の緊張や、根深いこりに対しては、鍼灸が非常に効果的です。
鍼や灸でツボを刺激し、血行を促進することで、筋肉の緊張を深部から直接的に緩和します。
また、鍼灸は自律神経の乱れを整える効果も期待でき、ストレスや不眠が関わる頭痛にもアプローチします。

EMS（楽トレ）

これが当院の「根本改善」の仕上げです。
どれだけ姿勢を整えても、それを支える「インナーマッスル」が弱いままだと、身体はすぐに元の悪い状態に戻ってしまいます。
EMS「楽トレ」は、寝たままの状態で、自力では鍛えにくいインナーマッスルを効率的にトレーニングする機器です。
例えば30分間で約9000回の筋収縮を促し、症状の再発を防ぐための「身体の土台作り」をサポートします。

当院のアプローチは、診断（ハイボルト）から治療（ゼロ整体・鍼灸・トムソンベッド）、そして予防（EMS）までを網羅しています。
これが、その場しのぎではない、長期的な健康パートナーとしての当院の強みです。

当院では、患者様の不安を払拭するため、料金の透明性を重視しています。

自費（自由診療）メニュー

慢性の頭痛や肩こりは、保険適用外（自費診療）となります。

ゼロ整体

15分：3,300円〜4,840円

鍼灸

20～30分程度：3,300円〜4,840円

トムソンベッド

5～10分程度：2,970円

HV (ハイボルト)

5～15分程度：1,780円〜3,300円

楽トレ (EMS)

30分：4,400円

※ゼロ整体や鍼灸に価格幅があるのは、症状や施術範囲によって変動するためです。
※各種自費メニュー学生割引あります。
詳しくはお問い合わせください。

初回料金の目安

特別キャンペーンとして初回1,980円（税込）！
詳しくはこちら
※この料金には、詳細なカウンセリング、原因分析、および個別プランの策定を含む「包括的な施術パッケージ」の費用が含まれます。
※保険適用（急性のケガ）がある場合は料金が異なります

お支払い方法

現金だけでなく、クレジットカード、各種電子マネー、QRコード決済に対応しています。

保険が適用される場合

健康保険が適用されるのは、「いつ・どこで・どうやって」痛めたかという原因が明確な急性の外傷（捻挫、打撲、肉ばなれ、骨折、脱臼）のみです。

保険が適用されない場合

原因が特定できない慢性の症状（長年の頭痛、慢性的な肩こりや腰痛）は、保険適用の対象外となり、自費診療となります。当院の頭痛施術の多くは、根本改善を目指すため、この自費診療に該当します。

交通事故の場合

交通事故によるむちうちや頭痛の場合、加害者が加入する自賠責保険を利用することで、患者様の窓口負担が0円になるケースがほとんどです。
当院は交通事故施術の専門知識も豊富ですので、安心してご相談ください。

産後骨盤矯正

出産後の頭痛や肩こりは、ホルモンバランスの変化だけでなく、出産で開いた骨盤の歪みや、育児による不良姿勢が原因であることが多々あります。
当院は産後骨盤矯正に絶対的な自信を持っており、赤ちゃん連れでも安心して通える環境（キッズルーム、スタッフ見守り完備）を整えています。

交通事故施術

交通事故による「むちうち」は、首の痛みだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、しびれといった多様な症状を引き起こします。
当院は交通事故施術の専門家として、施術はもちろん、患者様の精神的負担となる保険会社とのやり取りも代行・サポートいたします。

緊張型頭痛の多くは、不良姿勢が原因です。

定期的な休憩

30分に一度は立ち上がり、首や肩を回すストレッチをしましょう。

モニターの高さ

画面の上端が目の高さか、わずかに下になるように調整します。

椅子の高さ

足裏全体が床につき、膝と肘が約90度になるように調整します。

頭痛を改善することと同じくらい、予防することが重要です。

規則正しい睡眠

寝不足も寝過ぎも片頭痛の引き金になります。

規則的な食事と水分補給

食事を抜くと低血糖で頭痛を誘発することがあります。
脱水も頭痛の一般的な誘因ですので、こまめに水分を摂りましょう。

ストレス管理

ストレスは緊張型頭痛と片頭痛の最大の誘因です。
深呼吸や瞑想、趣味の時間など、自分なりのリラックス法を見つけましょう。

頭痛体操（ストレッチ）

壁に背中とかかとをつけ、後頭部を壁に近づけるようにあごを引きます。
首の後ろの筋肉が伸びるのを感じましょう。

肩甲骨寄せ

両肘を90度に曲げ、胸を開きながら肩甲骨を中央に寄せます。

首の横ストレッチ

ゆっくりと首を横に倒し、反対側の首筋を伸ばします。

当院は、全国に47店舗以上を展開し、年間来院実績が約80万人に上るゼロスポグループの一員です。当院の「ゼロ整体」は、この広大なネットワークで検証され磨き上げられた、大手ストレッチ専門店にも技術提供を行うほどの高い水準の施術です。個人院では真似のできない、規模に裏打ちされた「品質保証」が、当院の施術の土台にはあります。

当院の強みは、最新の治療機器と、施術者の高い技術・共感力の両立にあります。
ハイボルトやEMSといった先進機器による科学的アプローチと、厚生労働省認可の国家資格を持つ専門家チームが、患者様の声に真摯に耳を傾ける温かいケア。
この「ハイテク＆ハイタッチ」アプローチこそが、最高の患者体験と根本改善という結果を生み出します。

当院は、特にご家族で安心して通える環境整備に力を入れています。

広大な専用駐車場（8台完備）

お車での来院が主流の上尾市において、駐車のストレスは一切ありません。

専用キッズルーム＆スタッフ見守り体制

単なる「子連れOK」ではありません。
専用のキッズルームを完備し、施術中は女性スタッフがお子様を見守ります。
これにより、育児中の親御さんが心から安心してご自身の身体のケアに集中できる環境を実現しています。

長年の頭痛、薬に頼る日々から、本気で抜け出したい方。
その場しのぎではない本物の根本改善を求める方。
ぜひ一度、私たち「共感力を持つ専門家チーム」にご相談ください。